選手のためのスポーツ心理学

心理学の専門家が【今日から現場で使えるスポーツ心理学の知識】を発信中。

緊張 試合

【試合で使える】あがりの防止②認知面からの対処

投稿日:2020年5月14日 更新日:

前回の記事では、「あがり」の防止について、身体面からの対処法をお伝えしていきました。

今回は、認知面(考え方)からの対処法をご紹介していきます。

対処の方法が増えていくことで、様々な状況への対処が可能となりますよ。

「認知」から「あがり」に対処する方法

自分の考え方のことを「認知」と呼んだりもするのですが、今回はこの「認知」を使って、「あがり」に対処していく方法をご紹介します。

それでは、「認知」面から「あがり」に対処していく方法は以下の通りです。

=======

①「今から自分にできること」にフォーカスする
過去は変えられませんが、今と未来はコントロールをすることができます。
「今から自分にできることは?」と常に問いかける癖をつけておきましょう。

②キーワードを使う
自分がリラックスできるような言葉、試合で大切にしたい言葉を握っておくことで、不安の軽減や緊張の軽減をすることができます。
自分があがってしまったときの対処として、思い出すとよさそうな言葉をいくつか書き出しておきましょう。
【リラックスできる言葉の例:リラックス/動きに集中/今に集中/温かい感じ…etc】
【試合で大切にしたい言葉の例:No.1プレイヤー/スピード/高さ/自分が引っ張る…etc】

③緊張していることに気が付く
自分が緊張している、あがっていることに、まずは気が付くことで、何かしらの「対処」を試みることが可能になります。
まずは、緊張していると「認知」することが大切になります。これは、日常生活や普段の練習から意識することができるので、ぜひ自分の状態を客観的に観察するクセをつけていってください。

④「~~しない」ではなく、「○○する」という意識を持つ
言葉を用いるときに、「ミスしない」という否定形ではなく、「コートの中心にサーブを入れる」というように、肯定的な言葉遣いにしていきます。
そうすることで、【具体的な対処】に意識が向くようになっていきます。自信がなくなってしまったときこそ、「~~しない」という守りの言葉ではなく、「バントを狙う」などの、具体的で肯定的な言葉を意識していきましょう。

以上、認知面からの「あがり」の対処法をご紹介していきました。
試合に限らず練習でも意識できることなので、ぜひ日頃から使ってみてくださいね。

********
人は、後天的に【本番に強い】を身につけることができます。
緊張しても大丈夫。色々な対処法を身につけ、まずは本番への準備をすることから始めていきましょう。

-緊張, 試合

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【前日までに準備しよう】本番当日のタイムスケジュールを書いてみる

本番に力を発揮するために、選手の皆さんはどのような準備をしていますか? 今回は、本番に力を発揮する為に、【前日までにできる準備】をご紹介していきたいと思います。 最高の準備をして、試合で力を発揮してい …

【試合で使える】「キーワード法」で重要なことを握っておく

試合のここぞ!というときで、自分の力を発揮できるようになりたい!誰しも、最高のパフォーマンスが発揮出来たらいいですよね。 今回は、大事な場面で力を発揮できるようにする方法【キーワード法】についてご紹介 …

【試合時の緊張:対処法】「目的」を確認しよう

選手の皆さん、試合前や緊張時にどのような対処を試みていますか?今回は【目的を確認する】ことによって、大切なことを見失わず、試合に臨む方法をご紹介してきます。誰でも実践できる方法で、練習からも取り入れら …

【プレー中:切り替えが苦手な選手へ】過去の後悔/未来への不安を引きずらないコツ

選手の皆さん、プレーの中でミスを引きずり、今に集中できなくなってしまったことはありませんか? 今回は、試合中にミスをしてしまったとき、【切り替えるコツ】をご紹介していきます。 特に、ミスが怖い選手、切 …

【客観的に認識しよう】「あがり」の兆候5つ

緊張して、どうにも体が思うように動かなくなってしまった経験はありませんか? 今回は、【あがりの兆候】についてご紹介していきます。 自分が緊張によって思うようにプレーできなくなったときを思い返しながら、 …