練習の質を高めたい選手であれば、毎日の練習後の日誌が、日課になっている方も多いですよね。今回は、【記憶、感情、思考を総動員する】圧倒的にコスパの高い「絵日誌」のつけ方について、ご紹介します。
絵が得意でなくても大丈夫です。より、リアルな感覚を思い出しながら日誌を付けたい選手は、ぜひやってみましょう。
絵日誌は、なぜコスパが良いのか?
絵日誌のコスパが良いという理由は2つあります。
まず、絵日誌をつけることによって、頭の中でぼんやりとイメージされている、スキルや体の感覚が視覚化されます。言葉だけではなく、画像としても視覚化されると、さらに具体的な記憶やリアルな身体感覚にアクセスしやすくなります。
このように、視覚化されたものを見る、というだけでも十分にリアルな記憶にアクセスしやすくなるのですが、これを【描く過程】というものが最も重要になることが2つ目の理由です。
【五感を使いながら、思い出す作業】を取り入れることで、練習中に思っていたこと、感じていたことについて再体験ができるようになります。
このように、①目で見て感じる②再体験をする、ということが、絵日誌を描くことによって得られるのです。
絵日誌の描き方
では、絵日誌の効果が分かったところで、実際に描いてみましょう。
①普段、日誌で使っているノート、あるいはA4用紙などの【紙】と【ペン】を用意する。
②特に自分が振り返りをしたほうが良い場面に焦点を当てる。
(例)野球選手の例:バッティングの練習
※いくつかの場面を取り上げて、それぞれについて描いてもOKです。
③課題としている技術について、現状の動きを詳しく解説する。それを絵に描いてみる。
④理想の動きについて解説する。それを絵で表してみる。
(※手順通りにやってみると以下のようになります)
手順はこの4つです。課題がいくつかあれば、複数のシーンを取り上げてもOKです。
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以上のように、言葉に併せて絵も描きながら振り返りをすると、よりリアルで質の高い、次につながる振り返りを行うことができますよ。
コロナで練習がうまくできない今だからこそ、毎日の質を高める仕組みづくりをしてみてはいかがでしょうか?