強くなるため、競技力を向上させるために、色々なことを勉強したり情報を収集したりすることも多いと思います。しかし、そのようにインプットした情報を実践に活かしていくということは難しいと感じている選手も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、【本当に使えるインプット】にするための情報収集のコツについてご紹介します。
勉強したことや、インプットした情報を着実に成果に結びつけていきたい選手は、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
本当に使える、情報収集のコツ
本当に使える情報収集のコツは、以下の3つです。
①目的から考える
②時間を設定する
③その後に、思い出して使ってみる
以上の3ステップで、情報収集を自分の力に変換していきましょう。
①目的から考える
まず、「何か競技に関する勉強をしよう、情報をインプットしよう」と思ったときに、【目的】を決めることが大切です。
何のためにこの【本/雑誌を読むのか・動画を見るのかetc…】を、最初に握っておくことで、「それに沿って情報を吸収しよう」と意識ができるようになります。
例えば、陸上選手が【走りの基礎に関する本】を読もうと思ったときに、最初に本を読む目的を決めていくと・・・
(例)目的:走りの基礎を身に着けるための練習方法を知り、練習に取り入れる
というように、目的を設定することができます。
まずは、何のために情報をインプットするのかを確認することで、より意識しながら読み進めていきましょう。
②時間を設定する
前述では【目的】が重要であるということを書いていきましたが、そこを達成していくために、今度は【時間】を設定していきます。
この時間設定というものは、非常に重要です。なぜなら、時間を設定しないと、だらだらとインプットしてしまい、結果的に頭に入っていないという事態に陥る可能性があるからです。
そこで、先ほどの陸上選手の場合であれば・・・
(例)15分間で、p120~130を読み、ノートにメモをとる
というように、時間と具体的にやるべきことを設定しておきます。
これで、より集中力を高めて効率的にインプットをすることができますよ。
③そのあとに、思い出して使ってみる
そして、3つ目に最も重要なこと、【思い出す&実際に使う】という作業です。
記憶が最も定着しやすい作業というのは、「見たり書いたりすること」ではなく、【思い出す】ということです。(もちろん、そのまえに見たり書いたりすることは必要ですが、【定着】させるためには【思い出す】ことが必要です)
このように、実際に学んだことを思い出しながら使っていくということが、身に着けるための一番の近道になります。
先ほどの陸上選手の例えでいうと・・・
(例)明日の練習で、本の内容を思い出しながら、新しい練習方法を取り入れる
というように設定をすることができます。
【インプットしたら思い出して使ってみる】ということを、ぜひ頭の片隅においておいてくださいね。
*******
今回は、競技力を高めるための効果的な情報収集のコツについてご紹介していきました。
選手のレベルが上がってくると、自主的に競技の勉強をしたり、強くなるための探求をすることが増えていくと思います。
そんな中で、より効率的・効果的にインプットをし、成長を加速させてみてはいかがでしょうか^^