選手の皆さん、お正月が明けて練習が再開になったチームや部活動も多いことと思います。(シーズン中の選手は、まとまった休みがないかもしませんが…)
しかし、休みが明けたものの、
・休み明けも疲れが取れない…
・気持ちが上がらず、練習へのやる気が起きない…
と、休んだはずなのに、いまいちコンディションが良くないという選手は多いということを聞きます。
そこで今回、「休むこと」や「休み明け」が苦手な選手に【緩急を意識して休む】ことを提案してみたいと思います。
休み明けもなんだかすっきりしないという選手は、ぜひ読んでみてくださいね。
目次
今回は以下の項目で、記事を書いていきたいと思います。
①休むことが苦手な選手は、緩急を意識してみよう
②1日の中で、緩急をつける練習をしてみよう
③どの瞬間も、「今ここ」を味わおう
それでは詳しく見ていきましょう^^
①休むことが苦手な選手は、緩急を意識してみよう
皆さんは、休み明けにスッキリと練習を迎えられていますか?
オン・オフを上手に切り替えられる選手、休むとなかなかスイッチの入らない選手、そもそも休むことが苦手な選手…
色々な方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、その中でも特に、「休むとなかなかスイッチの入らない選手」「そもそも休むことが苦手な選手」に向けて、【上手な休み方のヒント:緩急をつけること】を書いていきたいと思います。
緩急をつけることを意識することで、何が得られるのか・・・
例えば、以下のような効果が期待できると思います。
・「休む時間」と「頑張る時間」をあらかじめ分けることで、自分の今やるべきことが明確になる
・今やるべきことが明確になることで「今この瞬間」に常に集中しやすくなり、すべての活動の質が高まる
・休むべきところでしっかりと休めるようになり、疲れが残りにくくなる
…etc
それでは早速次項で、緩急をつけて「休むこと」「頑張ること」を練習してみましょう。
②1日の中で、緩急をつけて休む練習をしてみよう
しかし、上手に休めない人が、いきなりしっかりと休めるようになることも難しいかと思います。
そこで、まずは1日の中で緩急をつけて生活をする練習をしてほしいと思います。
以下に例を出しますので、それを参考に「休むこと」と「集中して頑張ること」の2つを時間ごとに設定してもらえればと思います。
【練習がある日】
9:00~12:00 練習「集中する時間」
12:00~13:00 帰宅・昼ごはん「休む時間」
13:00~14:00 振り返り「集中する時間」
14:00~17:00 自由時間 読みたかった漫画を読む「休む時間」
※太字の時間は意識的に休む
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例えばこのようにして、「集中する時間」と「休む時間」をあらかじめ決めて過ごすことで、【何となく時間が過ぎてしまった】という事態を防ぐことにつながります。
そしてこのように決めたら、その時間は「しっかり休むことを徹底する」という心構えを持っていきましょう。
③どの瞬間も、「今ここ」を味わおう
しかし、試合が近かったり、目標への意識が高い選手の中には、「休むことに罪悪感を感じ、何しかしなくてはと焦ってしまう」という方もいらっしゃるようです。
そこで、そのような焦りを感じる選手に大切にしてほしいことが、「今この瞬間に集中する」ということです。
休むことの苦手な人の多くは、「何かしなくては」とやるべきことに常に追われている状態で、未来の目標や心配事を中心に考えている方が多いと思います。
大きな目標や、大切な試合のことを考えることはもちろん大切なのですが、そこばかりに意識がいってしまい、日々の練習や日常をおろそかにしてしまっては、良い練習を積み重ねることは難しいと思います。
そして、結果的に成果が手に入りづらくなってしまいます。
そこで、休む時も頑張るときも、「今この瞬間に集中すること」に意識をむけるようにしてみてください。
1つ1つの活動がより充実し、生産性も高まってくるはずですよ^^
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今回は、「アスリートの休息」について緩急をつけて休むことを提案していきました。上手に休めない選手や、休み明けがあまり得意でない選手は、ぜひ意識してみてくださいね^^