選手の皆さんこんにちは。
今回のコラムでは、スポーツをやる上での【自己理解の大切さ】について書いていきたいと思います。
自分の性格や考え方などの「内面」と「パフォーマンス」につながりがあると感じている選手はぜひ最後まで読んでみてくださいね^^
自己理解が大切な理由2つ
今回は、自己理解が大切な理由を2つにまとめてみました。
①内面の成長は、プレーの成長と常に隣り合わせだから
②自分の長所を理解すると、プレースタイルとして確立できるから
次項で詳しく解説していきますね。
① 内面の成長は、プレーの成長と常に隣り合わせ だから
自己理解が大切な理由、1つ目は「 内面の成長は、プレーの成長と常に隣り合わせ 」だからです。
この「内面」とは、自分の性格や気持ちの状態など、「自分の頭の中で良く起こること」です。
この「内面の特徴」がプレーにもよく反映されていきます。
例えばそれは、スポーツにおける幅広い場面で現れます。
例を挙げてみると…
・楽観的な考え方なので、試合では頑張れるけど練習では頑張れない
・心配性なので、練習では真面目だけど試合では硬くなりすぎる
・なかなか覚醒できないので、人の目がある方が練習に身が入る
・人といると緊張しやすいので、1人静かに自主練をする方が集中できる
・協調性に欠けるので、チームプレーは苦手だけど個人プレーは得意
・感情の波があるので、良い時と悪い時の差が激しい
・知的で常に落ち着いているが、爆発力には欠ける
・忘れっぽいところがあるので、1人で継続することが苦手
そしてさらに瞬間的なプレーの一部分の中でも…
・せっかちなので、サーブレシーブでボールを待てない
・長いラリーが続くと集中力が持たず、ミスすることが多い
・緊張感が常に高いので、緩急がつけれずスイングスピードが上がらない
・一度に色々な指示を出されると混乱しやすく、パニックになりやすい
など、自分の内面で起こっていることが、プレーや行動に反映されるということはよくありますよね。
そのため、
・自分の気持ちが今どのような状態なのか
・自分の性格にはどのような特徴があるのか
・自分の考え方や意思決定の特徴はどのようなものか
「頭の中で、良く起こること」に意識を向けることができると、プレーがうまくいっているとき・うまくいかないとき、自分の内面では何が起こっているのかが分かっていきます。
そして、自分の内面で起こっていることを理解できると、「人格的な成長」や「新たな能力の獲得」にも目を向け、人として成熟していく機会にもなっていきます。
そうなっていくと、根本的な部分から、さらに洗練されたプレーにもつながっていったり、プレースタイルの改革も行いやすくなっていきます。
②自分の長所をプレースタイルに反映できるから
そして、精神面の自己理解が大切な理由2つ目として、「自分の長所をプレースタイルに反映できるから」ということが挙げられます。
先ほども、精神面の特徴がプレーに反映される、ということを解説していきました。
そして、このような精神面の特徴が理解できてきたら、それを「長所」として捉えていくことで、自分の良い部分をプレーに反映させていくことができます。
物事には、どんなことにも良い面と悪い面の両方があるからこそ、「長所」にまずは目をむけてみましょう。
例えば…
・同じことをコツコツ続けることが得意―変化に弱い
・新しい環境に飛び込むことが得意―飽きっぽい
・スピード感を持って物事に取り組むことが得意―せっかち
・じっくり取り組むのが得意―素早い判断は苦手
・いつも冷静でいられる―感情的な盛り上がりにかける
…etc
特徴も、捉え方によっては、長所と短所に分かれてきますよね。
そこで、まずは内面の特徴の中の「長所」に目をむけていくと、自分自身が自然と活き活きしてくるプレースタイルを、確立しやすくなってくるのではないでしょうか?^^
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今回は、内面とプレーのつながりについて、書いていきました。人格的な成長は、プレーの成長にもつながります。ぜひ自己理解を重ねて、人としての成長、プレーの成長、の相互作用を目指してみてくださいね^^
そして、まずは自分の「長所」に目を向けて、それをプレーの中で存分に発揮できるよう、意識してみてくださいね^^