選手のためのスポーツ心理学

心理学の専門家が【今日から現場で使えるスポーツ心理学の知識】を発信中。

振り返り 練習

【動作の改善に有効】視覚情報を使った振り返り

投稿日:2020年4月24日 更新日:

視覚情報を使った振り返りを行うことで、【良かったプレーの再現性を高める】【動作の改善】ことができます。

今回は、【視覚情報を使って】具体的にどのようにして振り返りを行うか、2つのポイントを解説します。

練習前・練習中・練習後、どのタイミングでやっても効果的なので、ぜひ試してみてください。

視覚情報を使って、プレーを振り返る

視覚情報を使ってどのように振り返るかというと、2つの方法を使っていきます。

①プレー中に自分から見えている景色

②客観的に自分を見たときの動作

これを使って振り返りを行うことにより、良いプレーの再現性が高まり、さらに、改善点や伸びしろが見えやすくなります。

では、2つの振り返り方について次項で解説します。

①自分から見えている景色

まずは、プレー中に【自分から見えている景色】を振り返りましょう。

これを行うことによって、プレーをしているときに無意識に【見ていたもの】や【やっていたこと】を、改めて意識していくことができ、再現性が高まっていきます。

例えば、サッカー選手がPKを打ったとき。1)助走から始まって、2)どこに打とうか判断し、3)打つ…という過程があると思います。

そこで、【自分から見えている景色】に意識を向けて、以下のように振り返っていきます。

1)助走のときには、自分からはどんな景色が見えているのか。足元を見ているのか、ゴール全体をなんとなく視野に入れているのか、ボールだけに集中しているのか…

2)どこに打とうか判断しているときには、キーパーを見ているのか、ゴールに意識を向けているのか、全体的にぼんやりとしている感じなのか…

3)打つ瞬間には、どこを見ているのか、あまり見ているものには意識を向けないのか…

自分のプレーを1場面取り上げてみて、プレー中に【何が見えているのか】にフォーカスして、振り返ってみてください。

②客観的に自分を見たときの状態

さきほどは、プレー中に【自分から見えている景色】を振り返りました。

2つ目にやってほしいことは、【客観的に自分を見たときの状態】を振り返ることです。

プレーをしているときの自分を俯瞰してみて、【良いプレー】【悪いプレー】のときの自分はどんな感じに見えそうなのか、振り返っていきます。また、どんなふうに動いていたいのか、理想のイメージ作りにも使えます。

例えば、先ほどのサッカー選手のPKの場面。助走~ボールを打つ動作を、客観的に見ると、どのような動きに見えるでしょうか。

そして、理想の動きとはどのようなものでしょうか。

思い浮かんだ映像に対して、キーワードを書いていくのもOK。

また、コマ送りのように絵で表してみるのもOK。

自分が振り返りやすい方法で、客観的な映像を思い起こしてみましょう。

以上が、視覚情報を使って振り返りの方法です。

********

このように、【視覚情報】にフォーカスして振り返りを行うことで、より具体的でリアルなイメージを思い起こすことができます。

動作の振り返りをおこなうときには、特におすすめです。ぜひ、毎日の練習の中で取り入れてみてくださいね。

-振り返り, 練習

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【ケガで練習ができない】モチベーションの保ち方

選手の皆さん、けがをして思うようにモチベーションを維持することが難しかったという経験はありませんか? 今回は、けがをしたときにどのようにモチベーションを保ちながら【前へ進んでいくか】ということを書いて …

【練習仲間と一緒にできる】モチベーション維持の仕組みづくり

選手の皆さん、日々の練習や自主練、日誌など、自分一人では質の高い継続が難しいと感じたことはありませんか? そこで今回は、【仲間と一緒にできるモチベーション維持】の仕組みづくりについてご紹介していきます …

【学生アスリートこそ】メンタルコーチが必要な3つの理由

学生アスリートの皆さん、【メンタルコーチは、トップ選手にこそつくべきもの】と思ってはいませんか? 今回は、学生アスリートこそメンタルコーチをつけるべき理由についてお話していきます。 自分史上最高のパフ …

【選手にやってほしい】勝つための習慣づくり

毎日練習があっても、ずっとトレーニングというわけではなく、日常生活の時間が大半の選手が多いと思います。 そこで、今回は【日常生活の習慣作り】のコツにフォーカスして記事を書いていきます。 勝つために、日 …

【ルーティーンを作りたい選手へ】作るためのコツや大切な考え方とは?

選手の皆さんの中には、すでにルーティーンを作っていらっしゃる方、やってみたいけど迷っている方、ルーティーンを作らないと決めている方…パフォーマンスを発揮する為のルーティーンに対して、色々な考え方がある …