選手のためのスポーツ心理学

心理学の専門家が【今日から現場で使えるスポーツ心理学の知識】を発信中。

練習

【選手にやってほしい】勝つための習慣づくり

投稿日:2020年4月19日 更新日:

毎日練習があっても、ずっとトレーニングというわけではなく、日常生活の時間が大半の選手が多いと思います。

そこで、今回は【日常生活の習慣作り】のコツにフォーカスして記事を書いていきます。

勝つために、日常生活の質を変えていきたい選手は、ぜひ最後まで読んでみてください。

日常生活をどう過ごすか

選手の皆さんに提案したいことは、勝つため・競技人生をより豊かにするために【日常生活をどう過ごすか】を今一度見直してみよう、ということです。

そのために、以下の2つを紙に書いてみてほしいと思います。

①1日をどう過ごしているのか書き出す

②何か1つ工夫するとしたら、どこを変えるとよさそうか?

では、早速やり方を解説していきます。

①1日をどう過ごしているのか書き出す

まず1つ目にやってもらいたいことが、1日をどう過ごしているのかを書き出すということです。

これをすることによって、【練習以外の習慣】が見える化され、より良い時間の使い方の伸びしろに気づくことができます。

朝起床した時間から寝るまで、時系列に何をしているのか書き出していきましょう。

歯磨き、お風呂、朝ごはん…etc 当たり前になっている習慣まで、事細かに書き出していくことが、おすすめです。

これを細かく書くことによって、【工夫をする】余地があると気づけます。

このように、まずは、時系列で自分の習慣を書き出していきましょう。

(縦書きでも、横書きでもOK)

②何か1つ工夫するとしたら、どこを変えるとよさそうか?

①で書き出してみた、時系列の自分の習慣があると思います。

そこで次に、それを見返してみて、【工夫できそうな習慣】を書き足す/いらないものを消す、という点を探していきましょう。

競技で目標を達成するために、最高の瞬間を味わうために、自分が日常からチャレンジできること、やらなくて良いことを今一度見直してみましょう。

そして、いらない習慣を消す/必要な習慣を書き出す、という作業を徹底的におこない、【理想の1日】を紙面上で完成させてみましょう。

そこまで書けたら、あとは【最初の一歩目】を踏み出すだけ。理想の1日を考えてそこで終わりでなく、【実際に行動にうつしてみる】ということがとても重要です。

ほんの1㎜でも大丈夫。いつもと違ったことを取り入れるだけで、日常生活の質が高まるきっかけとなるのです。

********

以上、日常生活からできる工夫について、ご紹介しました。

1日1日の積み重ねが、競技の結果に大きくつながっていきます。ぜひ、家にいるこの期間に、1日の質を振り返ってみましょう。

-練習

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【学生アスリートこそ】メンタルコーチが必要な3つの理由

学生アスリートの皆さん、【メンタルコーチは、トップ選手にこそつくべきもの】と思ってはいませんか? 今回は、学生アスリートこそメンタルコーチをつけるべき理由についてお話していきます。 自分史上最高のパフ …

一流選手に共通する3つの特徴【心理学的に考察してみた】

一流選手になるために、どのような要素が必要なのでしょうか。 色々な考え方があると思うのですが、今回は、私の日ごろのアスリートとの関わりや心理学的な知見に基づいて【一流選手に共通する3つの特徴】を考察し …

【選手の気持ちを支える】音楽を意識的に活用しよう

選手の皆さん、競技をやる中で「音楽を聴くこと」で、士気を高めたりリラックスしたり、、、色々な場面で活用をしている方は多いのではないでしょうか? 今回は、競技の中で音楽を活用できる場面を、メンタルの観点 …

【継続できる選手】メンタルの特徴2つ

選手の皆さんこんにちは。今日のテーマは【継続】についてです。 競技生活をしていると、自主練や日常生活の中で、地道にコツコツとトレーニングや勉強を積み重ねることも大切になってきますよね。 しかし、なかな …

【科学的に正しい】自己効力感を高める方法4つ

「自己効力感」とは、「できそう」「やってみたい」といった、チャレンジしてみたくなるという気持ちや、やったらできそうだ、という感覚のことです。 この自己効力感を高めることで、毎日良い意識状態で練習ができ …