競技をやっていると、本番発揮や日々の練習の中で「自信をつくりたい!」と強く思う選手も多いと聞きます。
今回は、【自信を作る】ための、1つの方法についてご紹介したいと思います。
今日、明日から実践できることですので、ぜひ読んでみてくださいね^^
目次
今回は、以下の2つの項目について書いていきたいと思います。
①自信とは何か
②自信をつくるための方法
それでは早速見ていきましょう!
①自信とは何か
まず、自信の作り方を紹介していくうえで、【自信とは何か】の定義を簡単にご紹介したいと思います。
日本スポーツ心理学会の発行するスポーツメンタルトレーニング教本の一説を引用すると、
自信とは一般的に
・自分の能力や価値を確信していること(新村,1998)
・ある行動をうまく遂行できるという信念(Weinberg,1992)
・自分は有能であるという実感(Nathaniel,1992)
であるといわれています。
抽象的な概念なので、直感的に理解することが難しいと思うのですが…
「自分自身の能力・価値・行動の遂行」や「良い結果」に、確信を持てている状態ということでしょうか。
また、自信は
①結果にたいするもの:試合の結果にたいする目標を達成できるかという確信度
②自分のパフォーマンスに対するもの:自分が立てたプレーの目標を達成できるかという確信度
の2つに分けることもできると言われているようです。
これは、少しイメージが湧きやすいかもしれません。
例えば、バスケットボールの全国大会で優勝することが、①結果に対する自信であり、フリースローのシュートを入れるということが、②自分のパフォーマンスに対する自信ですね^^
このように、「自信」という1つの言葉にしても、色々な側面からの意味が含まれていることが分かります。
今回はその中でも、結果ではなく、「自分自身のパフォーマンスや行動への自信を高める方法」にフォーカスして、ご紹介していきたいと思います。
②自分のプレーの自信を高めるための手順
今回は、「自分自身のパフォーマンスや行動への自信を高めること」にフォーカスしていきたいと思います。
そして、この方法についても、様々なものがあると思いますが、今回はその1つの手順についてご紹介していきたいと思います。
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【行動への自信を高めていく手順】
①試合の中で自信をつけたい行動を1つ選ぶ
(例)フリースローへの自信をつけたい
②現状を把握する
(例)試合になると緊張してうまく入らない。正しいフォームが身についていない。
③自信があるときの自分は、どのようにプレーしていそうか?
(例)フォームの基礎がしっかりできている。心に余裕があり、視野が広い。
④そこに近づくための、第一歩目を考える
(例)まずは正しいフォームを基礎から身に付ける。ボールなしでフォームを練習する。
⑤実行する
(例)今日の夜、正しいフォームづくりを50回ボールなしでやる。
⑥クリアできたら次の課題を設定する。できなければ、もう少し小さな目標を設定する。
(例)
できたとき:次はボールありで50回練習してみる。
できなかったとき:そもそも正しいフォームが分からなかったので、理想とする選手の動画を見る。
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これを着実に実行していくことで、「成功体験」や「事実として良いプレーができるようになること」が積み重なり、「自信」を高めていくことにつながっていきます。
ポイントとしては、「小さな目標」を設定し、それを「乗り越える」経験を沢山積み重ねていくことです。
小手先のテクニックではなく、
事実に基づく自信の高め方ですので、一朝一夕にはいきませんが、やった分だけ自分の着実な自信となっていきます。
自分のプレーを磨きたい方、自信を持って試合に臨みたい方は、参考にしてみてくださいね^^
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今回は、「自分自身のプレーへの自信の高め方」について記事を書いていきました。まずは、1つでも自信のあるプレーを身につけることで、他の行動へのモチベーションも高まっていきますよ^^