選手は日々の練習の中で、【もっと強くなるための試行錯誤】をしていることと思います。
そのような中、その思考を【とりあえず見える化すること】が、選手の自分会議をより効率的にしてくれます。
今回は、そんな見える化のメリットや、コツについてご紹介していきます。
いつも色々なことを考えている選手・アイディアでいっぱいの選手こそ、最後まで読んでみてくださいね。
見える化で、試行錯誤が促進する理由2つ
見える化することで、試行錯誤が促進する理由は以下の2つです。
==1.全体を把握できる==
1つ目は、全体を把握できるということです。アスリートの皆さんであれば、日頃から競技力を高めるために色々なことを考えながら取り組んでいると思います。
競技1つにとっても、身体・心・技術・栄養・睡眠など、たくさんの要素がありますよね。
そんななか、すべてを頭の中で処理するということは、なかなか難しいと思います。
そこで、1度考えていることをすべて書き出してみることで、全体が見え、【何について考えるべきなのか】がわかりやすくなります。
まずは一度、頭の中にあるものをすべて書き出し見ましょう。
==2.1つ1つ吟味できる==
2つ目のメリットとして、1つ1つ吟味できるということがあります。
すべて書き出すことができると、自分が何について考えていたのかが明確になると思います。
そこでやっと、すべての項目について漏れなく考えを巡らせることができます。
これが、すべてを書き出さないうちに、1つ1つ吟味しようと思っても、必要な要素が抜ける可能性が出てきてしまいます。
このように、すべてを見える化したからこそ、1つ1つについてじっくりと漏れなく考えることができるのです。
見える化のやり方とコツ
用意してほしいモノは3つあります。
1.紙 2.ペン 3.フセン
この3つを使って作業していきます。
手順としては、以下の通りです。
①【今、頭の中で考えていること・気になっていること】を1つ1つ附箋に書き出していきます。書いたものは、紙に張り付けていくと全体が見えていいですよ。(例:イライラしている/足首のケガが痛い/練習方法を改善/食事改善…etc書き出す内容はなんでもOK!)
②20分間ほど作業をし、一通り書き出したら、全体を見てグループ分けしてみるといいですよ。グループ分けをすることで、1つ1つとじっくり向き合う作業がよりコンパクトになっていきます。
(フセンを貼りかえて、まとまりをつくる)
③グループ分けされたものを見て、1つ1つについて対処法や改善策など、考えるべきことに向き合っていきます。
以上が、【見える化】の作業となります。
普段考えていることを、視覚情報として捉えることで、また新たな発見・気づきもあるかもしれません。
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強くなるための試行錯誤をしている選手こそ、試してほしい見える化の作業。
頭の中を一掃することで、スッキリするという効果も期待できます。
ぜひ、外出自粛のこの期間に、トライしてみてくださいね。