勝つために、日頃色々なことを試行錯誤している選手が多いのではないでしょうか。
今回は、【勝つために必要な思考】である【数字で評価する】ということについて書いていきます。
数字にするメリットやコツを知ることによって、さらに強くなるための探求がはかどりますよ。
数字で考えると、具体的になる
まず始めに、数字を使って考えたほうが良い理由は、【具体的に考えられるから】です。
例えば、バスケットボールでドリブルに課題のある選手が、「今日はイマイチだったな…」と振り返りをするのと、「今日のドリブルは10点中5点かな…残り5点の伸びしろは…」と数字を使って振り返りをするのとでは、具体性が異なってきますよね。
このように、数字を使うことによって、自分が感じたことや考えたことが、 【なんとなく】で終わらずに、具体的な課題として次につなげることができるのです。
毎日、せっかく振り返りをするならば、効果的な振り返りをしたいですよね。
次項では、例を交えながら数字を使った振り返りのやり方についてご紹介していきます。
数字を使った振り返りの方法
数字を使うと、例えば以下のように振り返りを行うことができます。(10点満点で評価をし、満たなかった点数の具体的な伸びしろを探していきます。)
■バスケットボール選手の例:ドリブルの【キレ】を出したい。現状は4点くらい。あと6点伸ばすには、ドリブルの基礎をもう一度見直す必要がある。明日はドリブルの基礎練習を、練習後に左右100回ずつやる。
■バレーボール選手の例:スパイクの【スイングスピード】を上げたい。理想が10点とすると、現状は6点。あと4点あげるためには、ジャンプをせずにミートの練習をやる。スパイク練習の前にミート練習を10回やる。
■陸上競技 走り幅跳び選手の例:踏切の【リズム】を速くする。理想が10点とすると、現状は5点。あと5点あげるためには、助走なしの踏切練習だけを10本やる。
このように、
①10点満点で評価する
②満たなかった点数の伸びしろを探す
という手順で、次の練習につながる効果的な振り返りを行っていきましょう。
コツとしては、具体的な技術や場面を取り上げて評価をする、ということです(練習全体に評価をするのではなく、上記のように【ドリブル】【スパイク】【踏切】など、具体的な技術に評価していくと効果的です)
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毎日の振り返りの質が、明日の練習の質につながっていきます。ぜひ10点満点での評価を継続し、1日ずつ前に進んでいきましょう!