選手のためのスポーツ心理学

心理学の専門家が【今日から現場で使えるスポーツ心理学の知識】を発信中。

練習

【選手が今だからできること】ブレインストーミングをやってみよう

投稿日:

現在は、コロナウイルスの影響でなかなか練習が思い通りにできない選手も多いと聞きます。そこで今回は、自宅でできる【ブレインストーミング】という思考法をご紹介します。

紙とペン(+あればフセン)さえあれば、モヤモヤが整理できたり、新しいアイディアが湧き出たり…とメリットが沢山あるので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

ブレインストーミングの効果

まず、ブレインストーミングとは、 【テーマを決めて、どんなものでも否定・批判無しにアイディアをなるべく沢山だしていくこと】です。

そんなブレインストーミングの効果は2つあります。

①混乱しているものが整理できる

②新しいアイディアが湧き出る

次項で詳しく解説します。

①混乱しているものが整理される

1つ目は、「頭の中で考えていることを、とにかくすべて書き出すこと」で、混乱している状況が整理されるということです。

これは、アイディアだしというよりも、【すでにあるものを自覚する】作業という方に近いかもしれません。

普段、私たちはスポーツ以外のことでもたくさんのことを頭の中で処理していると思います。例えば、学校に通っている選手であれば、勉強のこと、人間関係のこと、授業のこと、部活のこと、趣味のこと…沢山のことを日ごろから考えながら過ごしていますよね。社会人の方であれば、それに加え責任の伴う仕事のこと、勉強をしなければならないこと…本当にたくさんのことを考えながら過ごしていると思います。

このように、私たちは日々色々なことを頭の中に置きながら生活を送っています。

そこで、A4の紙とペンを用意し、まずは【頭の中にあるもの・気になっているもの】を全部書き出すつもりで、手を動かしていくと、どんなことが気がかりなのかが見える化されます。考えていること・感じていることを言語化していくだけでもかなりスッキリします。

感情、思考、アイディア、どんなものでもいいので、頭の中にあるものをすべて紙の上に出していくつもりで、言語化していきましょう。

とりあえず何をやってよいのか分からない人・どこから手を付けて良いのかわからない人には、【頭の中にあるものを全部書き出すこと】で、思考も感情もすっきりと整理されますよ。

②新しいアイディアが湧き出る

2つ目の効果は、新しいアイディアが湧き出るということです。

【頭の中にあるもの】を書き出すだけでもかなりスッキリとするのですが、このブレインストーミングは【アイディアだし】にも使えます。

具体的には、【無批判に色々なアイディアを出すことができる】ということが、ブレインストーミングのメリットです。A4の紙とペンを用意して、テーマに沿ったアイディアだしを、無批判に、制限なく、していきましょう。

(例:筋トレの見直しアイディア:場所を変える、ペットボトルのサイズを変える、終わった後にサラダチキンを食べる、筋トレ後に写真の記録をつける、instaに筋トレ報告をする…etc)

日頃私たちは、色々な条件やルールの中で生活していると思います。このような日常生活で、自分が純粋に良いと思ったアイディアを素直に人に発信することということはなかなか無いのではないでしょうか。

そこで、あえて自分が純粋に良いと思うアイディアを制限なしに書き出す【機会】を作ることで、日頃の練習のブラッシュアップや、質の高い日常生活のアイディアが湧き出てくるかもしれません。

ぜひ、あなたの頭の中に眠っているアイディアを、アウトプットする機会を作ってみてください。

********

紙とペンさえあれば、どこでもできるブレインストーミング。

思考の整理にも、アイディアのアウトプットにも使える、とても手軽で便利な方法です。ぜひ、外出自粛だからこそ、【考える時間】をたっぷりとって、練習の質を高めていきましょう。

-練習

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【ルーティーンを作りたい選手へ】作るためのコツや大切な考え方とは?

選手の皆さんの中には、すでにルーティーンを作っていらっしゃる方、やってみたいけど迷っている方、ルーティーンを作らないと決めている方…パフォーマンスを発揮する為のルーティーンに対して、色々な考え方がある …

【練習の濃度を高める】「記憶」の活用方法

1日1日の練習が大切だと分かっていつつも、「練習の質」を常に高めていくことは難しいことだと思います。 そこで今回は、そのような練習の濃度を高めるための1つ【記憶の活用方法】についてご紹介します。 「記 …

練習と練習の間が肝心!成長速度を高める習慣をつくろう

選手の皆さん、練習前や練習後など、練習以外の時間をどのように過ごしていますか?今回は、練習と練習の間でできる【成長速度を高めていくための習慣作り】をご紹介したいと思います。練習の効果を高めたい選手、常 …

【生産性を高める】コントロールできるものに集中しよう

「試合中に雨が降ってきたからイライラする…」「仲間が思い通りに動いてくれなくてむかつくな…」このように、自分がコントロールできないものに引っ張られてしまい、【今自分にできること】に集中ができなくなって …

臨床心理士・公認心理師による【選手のためのスポーツ心理学講義】

皆さんこんにちは。アスリートを専門領域とする臨床心理士・公認心理師の小林史乃です。 これから、選手に向けた、現場に役立つスポーツ心理学/臨床心理学(その他心理学)の知識を発信していきます。ぜひ、結果を …